INTPにこの世はかなり難しい

なんとかヒト型保ってます

サム・スミス「Gloria The Tour」のセットリスト

皆さんはイギリス人歌手サム・スミスをご存じだろうか。
2015年のジェームズ・ボンド映画『007 スペクター』の主題歌「Writings on The Wall」がきっかけで、サム・スミスを知ったという人は多いかもしれない。サム・スミスの名前に聞き覚えがない人でも、グレタ・ガーウィグ監督の映画『バービー』で挿入歌「Man I Am」の歌声には聞き覚えがあるかもしれない。

youtu.be

youtu.be

2023年1月に4枚目のスタジオアルバム『Gloria』を発表し、4月からはワールドツアー「Gloria the Tour」で世界を周遊しているのだが、その最中にもマドンナとのコラボ曲VULGAR、カルヴァン・ハリスとのコラボ曲Desireを発表するなど、英語圏ではエド・シーランやジャスティン・ビーバー並みに忙しい超売れっ子歌手である。なんとそのサム・スミスが、今年の10月中旬に来日して大阪と横浜でライブをするという。

www.creativeman.co.jp

大阪は11日(水)にAsueアリーナ大阪(旧丸善インテックアリーナ大阪)で、13日(金)と14日(土)には新設されたKアリーナ横浜で……って、まじで!?大阪にしろ横浜にしろあと、2週間足らずでサム・スミスと同じアリーナの空気を吸えるんか!?!?

何を隠そうこの私、2014年にMTVのUKランキングでStay With MeのPVを見た時からファンのくせに、10/1(日)までサム・スミスの来日公演があることを今の今まで知らなかったのである…不覚…14日(土)の追加公演がなければ完全に諦めるところだった、運営さん追加公演ありがとう……!感謝っ……!!圧倒的感謝っ……!!!

実は2018年10月にもThe Thrill of It All Tourのライブでさいたまスーパーアリーナへ行ったのだけど、その際に公演のセットリストを調べずに参加してちょっと後悔したので、今回はしっかり予習してから参加することにした。サム・スミスは観客と一緒に歌ったり、観客とのコール&レスポンスを積極的に楽しむタイプの歌手で、ライブの途中で"Sing with me!"とか"Make some noise!"とか、色々呼びかけてくれる。

例えばI'm Not The Only Oneの"Say whaaat!?"とか、

youtu.be

Too Good At Goodbyesの"Make some noise"とか"Sing with me"とか、

youtu.be

Dancing With a Strangerの"Sing with us!"、"Let me hear you guys!"とか、

youtu.be

Promisesの”Let me see you dance!”とか"Make some noise!"とか。

youtu.be

ご覧の通り、サム・スミスは観客と一緒に歌うのが大好きなコール&レスポンスエンジョイ勢である。最善の観客ともわりとがっつりアイコンタクト取って「ハロ~♡」って手を振るし、自分で歌いながら踊るのも、観客が自分の歌に合わせて踊る姿を見るのも好きなコミュニケーション重視型の歌手だ。日本の観客がコール&レスポンスを苦手としていること、他国の観客よりも静かだからといってノッていないわけじゃないことは、サム・スミスだって百も承知だろう。

しかし、せっかくサム・スミスがノリノリでコールしてくれるのだから、やっぱりレスポンスできた方が絶対に楽しいのだ……とはいえ、日本の観客は他国と比べて静か、と海外アーティストからは評判(?)なのも事実。もしかしたら日本公演では、英語圏のライブほどコール&レスポンスの呼びかけが多くないかもしれない、が、やっぱりいざコールされたら何かしらのコミュニケーションは取りたいじゃん……!?

というわけで、自分の予習用に、海外のサイトやYoutubeを観ながらGloria the Tourのセットリストを作ってみた。

Gloria the Tourセットリスト一覧

1.Stay With Me (『In the Lonely Hour』収録)
2.I'm Not The Only One (『In the Lonely Hour』収録) 
3.Like I Can (『In the Lonely Hour』収録)
4.Too Good at Goodbyes (『The Thrill of It All』収録)
5*.To Die For  (『Love Goes』収録 / Bonus Track)
6.Perfect (『Gloria』収録)
7.Diamonds (『Love Goes』収録)
8.How Do You Sleep? (『Love Goes』収録 / Bonus Track)
9.Dancing with a Stranger (with Normani) (『Love Goes』収録)
10**.Kissing You (『Gloria』(Speciall Edition)』収録)
11.Lay Me Down (『In the Lonely Hour』収録)
12.Love Goes (『Love Goes』収録)
13.Gimme (『Gloria』収録)
14.Lose You (『Gloria』収録)
15.Promises (with Calvin Harris) (アルバム未収録、2018年シングル)
16.I'm Not Here To Make Friends (『Gloria』収録)
17.Latch (アルバム『In the Lonely Hour』収録)
18.I Feel Love (アルバム未収録、2019年シングル)
19.Gloria (『Gloria』収録)
20.Human Nature (マドンナの曲をカバー)
21.Unholy (with Kim Petras) (『Gloria』収録)

*5曲目のTo Die Forはメキシコ(モンテレイ)のライブではセットリストから外れているので、もしかしたら全20曲かも。
**10曲目のKissing Youは『Gloria』(Speciall Edition)』に収録されており、通常版の『Gloria』および『Gloria (Apple Music Version)』には収録されていないので注意。

当初はセットリストの前半に『In the Lonely Hour』収録曲のNirvana、後半にRestartが収録されていたそうなのだが、こちらの二曲はセットリストから外して、代わりに『Gloria』収録曲のPerfectを入れたらしい。ライブ全体の長さはMCトークや衣装チェンジの時間も含めて100分前後なので、120分のライブに行くつもりで行けばそこまで困ることはないだろう。

ただ、Kアリーナは最近こけら落とし公演をしたばかりの真新しい会場なので、Twitterで調べると「携帯電話の電波が死んでるのにキャッシュレス決済推し」とか「会場の収容可能人数に対してトイレの数が少なすぎる」とか「Kアリーナから退場するまでに1時間かかった」とか「Kアリーナから横浜駅へ移動するのに1時間かかった」とか、恐ろしくユーザー・アンフレンドリーで環境設備が地獄を極めているらしき情報ばかり引っかかる。音響設備は良いそうだが…。

退場時の交通規制実施や一部の男性トイレを臨時で女性用トイレに変更するなど、一応なんらかの対応を進めているとの情報もチラホラ出てきているので、サム・スミスのライブまでには状況が良くなっていることを期待しよう…。

オマケ

youtu.be

9/30(土)に、NPR MusicのYoutubeチャンネルがTiny Desk Concertの動画を公開した。9/15(金)にメキシコでのライブを終えてから、ワシントンDCに移動・収録したのだろう。Gloria the TourのモチーフとなっているUnholyや、コラボ曲のVULGAR、Desireで提示した世界観ではかなり意図的に悪役を演じている演出だが、Tiny Desk Concertで歌っている姿を見ると「私たちの知ってるサム・スミスが帰ってきた」とちょっと安心する。